トピックス
若泉氏の命日である27日午前、顕彰会のメンバーを中心に、一般参加者含めた約20人で墓前に花を供えてきました。参加できない方から届けられたお線香や色紙といったものも一緒にお供えしました。お参りの後、橋本会長が一同を前に「先生が沖縄返還交渉をスタートさせたのは1967年。それから50年という今年、顕彰会の起ち上げが実現した。先生の功績、業績を後世に伝えるのが我々の役目」と挨拶しました。
終わって昼食を摂りながらの懇親会となりましたが、自宅を行き来するなど親交のあった歯科医師の嶋田嘉夫氏が、若泉氏は国政に出馬する予定だったという“秘話”を披露。「そのため、仲間たちと組織作りに動いていたが、いよいよという時、本人から『大役を仰せつかったので出馬できなくなった申し訳ない』と連絡がきた。その時は大役の中身については我々にも一切明かされず、先生は謝るばかり。後にそれが“沖縄返還交渉の密使”という役目だったと解って納得した」という、いまだから明かせる貴重な話をみんなに語り継いでくれました。
氏が政界進出に意欲を持っていたという話は、これまでどこにも書かれておらず、氏にまつわる新しいエピソードがまた一つ掘り起こされた、という感じです。こういう貴重な話を少しずつ集めていくという活動も、顕彰会の今後の重要な仕事になっていくと、メンバーみんなが改めてその意義を噛み締めることになりました。
顕彰会では若泉氏の命日であるこの7月27日（木）、鯖江市の「総山墓地」にある氏の墓に花を供えることになりました。午前10時、現地集合です（お墓は第2工区の最奥）。会員でない方の参加も大歓迎です。周りの方をお誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。
なお、現地までの足が不便な方のため、JR「鯖江」駅、福井鉄道「西鯖江」駅から午後9時半発で総山墓地に向かう乗り合いの車を用意します。乗車希望者は事務局まで事前にご連絡ください。
また、墓参後、市内の富士屋会館で昼食を摂りながら先生の思い出を語り合う2時間程度の懇親会を予定しております。参加費は昼食代込みで1,000円です。お時間のある方は墓参に引き続き、ぜひともご参加ください。